看護師に向いている人とは

看護師に向いている人とはどんな人でしょうか。今まさに看護師をしている私自身、いまいち掴み切れていないところがありますが、結構さまざまな要素があるのではないでしょうか。ここまでの記事で、「患者さんの回復していくさまを見るときに達成感を感じる」と言いましたが、看護においては他の企業のように「商品が開発できた」とか、「良い商談がまとまった」とか、そういったイベントはありません。何か形ある物を創り上げることが好きだ、という人には向いていないかもしれません。

看護師含む医療関係者にとっての成果とは病院での診察、治療や入院を経て健康になった患者さんそのものであり、その人たちは当然それぞれの人生を送るべく外へ行ってしまうので、一応書類としては残りますが形としては残りません。人の命、健康を保障する仕事、と考えると企業の将来を守ったり、的確なアドバイスを行うコンサルタントなんかと近しいものがあるかもしれません。そのような仕事を考えている人は看護師、どうですか?言っている自分も思いますがかなり無茶な話ですね。
 
次に、体力のある人、もしくは体力をうまく使える人、ではないかと思います。これはまさに実感していることなのですが、看護師は思いのほか体力を使います。座ってする書類作業ももちろん多いですが、立ちっぱなしの仕事も多いですし、食事も不規則な時間になりがちです。「食べなきゃ力でないだろ」と当然思われるでしょうし私自身そう思うのですが、実際のところそうもいかないのが現実です。もともとの体力をきちんとつけておくか、食事まで時間が掛かりそうならそれまで体力を温存しておく術を身に付けられるようにするべきなのです。また、体力のうまい使い方の別の側面ですが、この手の仕事でありがちな失敗として、「全ての患者さんに自分の持てる全力を以って臨んでしまう」というものがあります。確かに看護師は人の命に触れる職業ではあるのですが、よくよく考えると命に関わらない事例の方が多いです。「そういう時に手を抜け」という話ではなく、結果としてこなす仕事は同じでも、「そこまで気張らなくても良い」という話です。むしろ本当に危険な状態の患者さんにこそ、その全力は使われるべきなのです。

と言いつつ、私自身そんな修羅場を潜り抜けてきた訳ではないので具体例というほどのものも挙げられませんが、全てに全力で臨むとガス欠になりそうだな、というのは日頃から思っています。